活用術 約8分

会議前にリンクを探さない仕事環境の作り方|カレンダー・チャット・資料の置き場所整理

PYXORA

会議開始の3分前に、参加リンクを探し始める。カレンダーの予定を開いたらリンクが入っておらず、チャットをさかのぼり、メールも検索する。見つけたころには開始時刻で、共有するはずの資料はまだ開いていない。

同じことが週に何度も起きるなら、原因は探し方ではなく、会議情報の置き場所が決まっていないことにあります。

この記事では、会議の直前と直後に迷わないための、入口と出口の作り方を整理します。使う道具は増やしません。Googleカレンダー、Teams、Slack、Chatwork、Gmailといった、すでに使っているものの役割を決め直すだけです。

会議直前に慌てる原因は「リンクがない」ではなく「入口が多すぎる」こと

会議の情報は、たいてい1か所には収まっていません。

情報置かれがちな場所
参加リンクカレンダー予定、チャット、メール、会議ツール本体
議題チャットのメッセージ、共有ドキュメント、メール本文
資料添付ファイル、共有ドライブ、チャットのアップロード
前回のメモドキュメント、個人メモ、議事録ツール
決定事項会議後のチャット、メール、タスク管理

Microsoftのサポートでは、Teams会議にはリンク、予定表、チャネル、チャットなど複数の入口があると案内されています。入口が複数あること自体は便利です。困るのは、その日その日で入口が変わることです。

Asanaの解説では、コンテキストスイッチングが集中の分断や生産性の低下につながる問題として扱われています(サービス提供元による記事のため、傾向の説明として読む程度が安全です)。会議前の数分に、カレンダー、チャット、メール、ドライブを行き来するのは、まさにこの切り替えを短時間に何度も起こしている状態です。

まず会議の正本をカレンダー予定に寄せる

決めることは1つです。会議に関する情報は、カレンダー予定を正本にする。

Googleカレンダーのヘルプでは、カレンダー上で予定を作成し、タイトル、ゲスト、詳細を追加できることが説明されています。職場や学校のアカウントでは、ゲストを追加して保存するとMeetのビデオ会議が追加される場合があり、手動で追加する方法も案内されています。つまり、参加リンクを本文にコピーして回す必要は、多くの場合ありません。

予定に入れておくと探さずに済むのは、次の3つです。

項目予定のどこに書くか
参加リンクビデオ会議の欄、または詳細の先頭
議題詳細の2〜3行。箇条書きで十分
資料の場所詳細に共有ドキュメントのURLを1本

ここで詳細に貼るのは、資料そのものではなく資料の置き場所です。差し替えが起きても、URLは変わりません。

社外の相手が主催する会議で、リンクがメールにしか届かない場合もあります。その場合は、自分のカレンダー予定を1件作り、詳細に転記しておきます。会議の正本を自分側でも持っておく、という考え方です。

チャットには資料を流すより、資料の置き場所を知らせる

Slackのヘルプでは、会話の中でWebコンテンツのリンクを共有でき、リンクのプレビューが表示されることが説明されています。共有そのものは簡単で、だからこそ同じ資料の第2版、第3版が流れていきます。

チャットに向いているのは、更新の知らせです。中身の保管には向いていません。

チャットに書く書かない
資料を更新した事実更新後のファイルそのもの
置き場所のURL同じ資料の複数バージョン
見てほしい箇所資料全体の要約の貼り付け
いつまでに確認してほしいか会議中に何度も貼り直したリンク

ChatworkでもSlackでも、書き方はほとんど同じです。「議題を更新しました。資料はいつもの共有ドキュメントの3ページ目です」と1行あれば、受け取った側は探し始める場所に迷いません。

会議前のやりとりを減らしたい場合は、招待を送るときの1回で、参加リンク・議題・資料の置き場所をまとめて知らせるようにします。そのうえで、変更があったときだけ短く追記します。

会議5分前に開く場所を固定する

準備の手順を毎回考えていると、直前の数分が消えます。開くものを決めて、順番も固定します。

時間やること
5分前カレンダー予定を開き、議題と資料の場所を確認する
4分前資料を開く。共有する画面をひとつ前面に出す
3分前会議ツールに入り、カメラとマイクの状態を見る
2分前前回のメモか、自分が話す内容を1〜2行だけ見返す
1分前通知を落とし、関係ないウインドウを閉じる

Appleのサポートでは、Macの集中モードで通知を一時停止し、気が散る要因を減らせることが説明されています。画面共有をする会議では、この1分前の操作が効きます。共有中に別のチャットが表示されて困る場面を、あらかじめ減らせます。

5分が長すぎるなら3分でも構いません。大事なのは、毎回同じ順番でたどることです。順番が同じであれば、途中で電話が入っても、どこから再開すればよいか分かります。

会議後に戻るための出口を作る

会議が終わった直後は、決まったことが頭に残っています。残っているうちに置き場所へ移すと、あとで探す時間が消えます。

会議後の3分で、次の3つだけ処理します。

  1. 決定事項を、会議のカレンダー予定か共有ドキュメントに1〜3行で残す
  2. 自分がやることを、タスク管理か当日の予定に置く
  3. 相手に返すものがあれば、チャットで1行だけ知らせる

ここで避けたいのは、会議直後にチャットの未読を全部見に行くことです。会議で決まった内容を置く前に別の話題が入ると、決定事項は会議中のメモの中に埋もれます。

続きの会議が予定されている場合は、次回の予定の詳細に「前回の決定事項」と「持ち越し」を書いておくと、次の5分前の準備がそのまま成立します。会議の出口が、次の会議の入口になっている状態です。

PYXORAを使うなら、会議まわりの入口をサイドバーにまとめる

ここまでの整理は、いま使っているツールだけで始められます。それでも残りやすいのが、カレンダー、チャット、メール、会議ツールがブラウザタブの中で混ざる問題です。

PYXORAは、業務で使う複数のWebサービスと複数アカウントを1つのMacアプリにまとめ、⌘1〜⌘9で切り替えられるMac用アプリです。会議まわりで使うなら、並び順を準備の順番に合わせておくと扱いやすくなります。

ショートカット置くもの
⌘1Google Calendar(会議の正本)
⌘2Chatwork または Slack(連絡)
⌘3Gmail(社外からの招待)
⌘4Google Meet / Zoom / Teams(会議本体)

Google Meet、Zoom、Teams、Discordのカメラ・マイク・画面共有に対応しているため、会議もこのアプリの中で完結させられます。アカウントごとにセッションが分離されるので、社内用と顧客用のGoogleアカウントを並べても、片方のログイン状態がもう片方に影響しません。通知もアカウント別に整理でき、非アクティブなアカウントは自動でスリープしてメモリを節約します。

料金は2アカウントまで無料、3アカウント以上はProです。対応サービスや料金は更新されるため、導入前に最新の情報を確認してください。

まとめ: 会議リンク探しをなくすには、ツールを減らすより置き場所を決める

会議の入口が複数あること自体は、悪いことではありません。困るのは、その日によって入口が変わることです。

  1. 会議の正本はカレンダー予定に寄せる。参加リンク、議題、資料の場所を書く
  2. チャットには資料そのものではなく、置き場所と更新の知らせを流す
  3. 会議5分前に開くものと順番を固定する
  4. 会議後3分で、決定事項とやることを置き場所へ移す
  5. 常駐するサービスは、切り替えやすい並びにまとめておく

置き場所が決まると、探す時間だけでなく、探している間の落ち着かなさも減らせます。Googleカレンダー、Chatwork、Slack、Gmail、会議ツールの置き場所や複数アカウントの使い分けを見直したい場合は、記事末尾の問い合わせ先から相談できます。

参考リンク

よくある質問

会議リンクはカレンダーとチャットのどちらに置くべきですか?
正本はカレンダー予定に置き、チャットには「予定に入れてあります」と案内する形が探しやすくなります。Googleカレンダーのヘルプでは、予定にタイトル・ゲスト・詳細を追加でき、職場や学校のアカウントではゲストを追加して保存するとMeetのビデオ会議が追加される場合があると説明されています。
Teams会議はリンクを共有しなくても参加できますか?
Microsoftのサポートでは、Teams会議にはリンク、予定表、チャネル、チャットなど複数の入口があると案内されています。入口が複数あるからこそ、チーム内で「普段はここから入る」と決めておくと迷いにくくなります。
資料をチャットに貼るのはやめたほうがよいですか?
禁止する必要はありません。ただし同じ資料の更新版が何度も流れると、どれが最新か分からなくなります。共有フォルダやドキュメントのURLを1本決め、チャットにはその場所を知らせる使い方にすると管理しやすくなります。
PYXORAは会議まわりの整理にどう役立ちますか?
PYXORAはGoogleカレンダー、Chatwork、Slack、Gmail、Google MeetやZoomなどを1つのMacアプリにまとめられます。⌘1〜⌘9で切り替えられるため、会議前に開く場所を並び順で固定しやすくなります。

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